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この数日間、相変わらず「出」は良くありません。
いつも飛来していたオスとは違う個体(メス)が飛来しています。 留まる場所も広範囲でポイントが絞りきれません。 最も困っているのは、飛来時に鳴かないことと茂みの中を移動すること。 そして、異常なまでの警戒心でしょうか。 野鳥なので警戒心が強いのは当たり前としても 「神出鬼没なカワセミ」が相手では思うようには撮れません。(^_^; そこで、最近の状況を自分なりに整理しつつ 仮説を立ててみました。 -------------------------------------------------- 仮説:ペアリングが成立して産卵、現在は抱卵中。 少し前にオスは餌を運んでいたので、これは求愛行動と考えられます。 求愛行動は約14日間なので、2羽で飛来しては茂みに入り込んでいた時期がそれにあたると思われます。 (その頃もメスは鳴かずに飛来していたので同じ個体とする) 産卵後、抱卵期に入れば、オスとメス交替で抱卵が行われます。 抱卵は1日に6回ほど交替します。オスの1回の抱卵時間は2〜5時間とかなり長めです。 7時間以上という記録もあるらしいです。 メスは夜通し抱卵しているので日中の抱卵はオスの方が多く担当しているようです。 5時〜7時、9時〜14時、16時〜18時、平均するとこんな感じでしょうか。 あいだの時間帯がメスの抱卵担当時間です。(あくまでも平均です) このことから抱卵期のカワセミは、あまりフィールドには飛来しない(できない)事がわかります。 また、飛来間隔は必然的に長くなります。 つまり「出」が悪い、という結果になるわけです。 交替後にオスが飛来して、茂みに入り込まなければ 水浴び、採餌、羽づくろいや休憩など、 次の交替まで1時間以上フィールドに居る可能性があります。 そして、交替時にメスが飛来すれば 一瞬だけフィールドが活発になります。 しかし、メスは警戒心が強いため撮影者がいないポイントを選んで採餌。 羽づくろいや休憩は茂みの中。 となれば、オスが抱卵中の9時〜14時の間は最悪の状態となります。 抱卵期は約18日間なので、急激に「出」が悪くなった頃から計算すると 来週の前半(14日頃)には孵化して育雛期に入るのではないでしょうか。 育雛期は約23日間。中頃〜後半にかけては餌を運ぶ回数が増えるので、 今月の最終週(27日〜)あたりは「出」が良くなるはずです。 そして、8月7日頃に、待望の雛の登場となります。 -------------------------------------------------- な〜〜んて、仮説というより妄想ですね。(^_^; でも、こんな妄想も、バードウォッチングの楽しみ方の一つでは? それでも今日は、オス狙いで15時過ぎにフィールドに行ってみました。 すると、15時30分頃にオスが飛来し、いつもの場所で水浴び。 ほどなくして、若い個体が侵入。追い払い行動がみられました。 (以前に見かけた雛でしょうか?) 16時頃にはオスとメスのペアを確認。 フィールド内で交替するためにメスが飛来したようです。 オスは隣の池の見回りなども含め、17時頃まで滞在していたようです。 ん? あれ? もう仮説と違うじゃん・・・。(^_^; 写真1=いつもの場所での水浴び 写真2=2羽並びの証拠写真、オスのお腹の白さは抱卵痕?
by w_edge
| 2008-07-11 22:28
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